裸を撮らないと。

INSAS第三学年目の第一週の授業は写真だった。

去年に引き続き(詳細はこちら→世界に対して、写真を撮るということ。 - KONDO MIZUKI'S BLOG)、めちゃくちゃ面白かった。

 

今回のテーマは、セルフポートレート。

Nikonのフィルムカメラで40枚分が課題だった。

渡されたのは、カメラと三脚とシャッターリモコン。

 

 

「自らに対してどんな眼差しを投げかけているのか」

これを知ることがこのワークの中心。

普段スマートフォンでも自分の写真を撮ることがあまりないので、自分を写真に撮るというのはなんとも不思議な感じだった。

自分の写真を自分で撮るということに変な遠慮というか、恥じらいがあった。

ただ一方で、去年自分で撮った写真が実は結構気に入ってしまったので、自分が撮る自分の姿を見てみたい欲もあった。

そして何よりも、自分の裸を撮りたい気持ちが強くあった。

自分の裸に自信がある訳では決してないのだけど、なんだか撮ってみたかった。

妊婦さんがマタニティー写真撮るみたいな感じ?と母に言われたのだけど、たぶんそれが一番近いのかな?

ただ、何故か思いきれなくて、結局撮れなかったのだけど。

思いきって、ブラまでは外してみたんだけど。

お風呂で毎日見る自分の裸と、写真に写す裸の何が違うんだろう?と自問する。

写真で見る裸は、絵画で見る裸より綺麗だな、と何故か感じるけれど。

カメラの覗き窓から自分の裸を見て、やっぱりシャッターを押すのをためらう。

 

結局裸を撮ることはなかったのだけど、

何だか思い切れないな、という思いは写真には写ったようだ。

担当教員のマリーに「去年の写真と同じ雰囲気になっちゃったね」と言われた。

去年写真を撮った時と、今とじゃ、心持ちはもう丸っきり違うのだけど!

ここはひと肌脱いで裸を撮らないと写真には写らない変化なのかなぁ。

 

そんなこんなで自分でフィルムを買って、夜にもう一度撮ってみた。

今度は自分の裸を。

現像したら、鏡に映した裸体はボヤケテイタ。

夜だったから、レンズの絞りを最大限開かないと光が足りなかったので、そのように撮ったのだけれど、そうすると写真の奥側にある画像の輪郭はハッキリしなくなるのだ。

あーあ。

まぁ、これが今の私の最大限なのかなー。

いつか明るい朝の光の中で、自分の裸を写真に収めたいものです。

 

 

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