2023-01-01から1年間の記事一覧

これは一体。オランダ。

オランダで俳優として参加している『Superposition』のプレミアが9日にあけた。 この国の演劇業界では、批評文化がかなりしっかり根付いているらしく、時にこき下ろすことも厭わない程らしいが、この作品はかなり高い評価を貰っている。この8週間、みんな本…

これはピュリファイ。

ここ一か月程真夜中12時を過ぎても明るい夜を過ごしているのは、極北の国アイスランドにいるから。 この夏は、普段は離れて暮らしている恋人の住む国に滞在してる。此処を訪れるのはこれで7回目になるのだけれど、今回ほどにこの土地に流れる美しい空気と澄…

まだまだ治らない

ブリュッセルに快晴の日々が続いている。驚きだ。 最近は、オランダ語を学び始めた。新しい言語を学ぶのは、最初の方は頭がくらくらするような時間が続くのだけど、少し慣れると、なんて面白いんだろう、という感覚に変わってくる。 特にブリュッセルは、常…

俳優の演技の誠実さについて

大分昔に、大きな声ではっきりとおなかから声を出すと日本語の演技では何かが起こる、ということを大学でお世話になっていた先生に言われた、ということを書いたのだけど、 先日、演出作品の稽古中に俳優たちを見ていたら思ったことがあった。 俳優の声がお…

tu vas y arriver(あなたは、そうするわ)

演出作品 À l'Ouestの公演が3月11日に終わった。 どう語れば、どこから語ればいいか分からない、そんなクリエーション期間だった。 この作品の最終的な形だけを話すと、この時間について、この経験について、何も語れない。 つまり、作品としては「結果よけ…