演じたい。

今週から俳優科の四年生の卒業公演クリエーションが始まった。

私たち演出科の三年生は作品のテクニック面を担当する。私はなんと照明担当。

昨日は稽古スペースの基本的な照明を吊ったりしていました。

まさか自分がこんなこと出来るようになるとは思っていなかった。数年前の私が知ったら驚くだろう。大きな塔にのぼって、何メートルもある天井に照明のっけてるなんてね。

 

今日は、稽古二日目でみんなでずっとディスカッションをしていた。

戯曲を読解していく作業は面白い。私はただ離れたところから皆が話しているのをずっと聴いていただけだけど、こんな風に読めるんじゃないか、こういう方向性の演技にしていけばいいのではないか、と話すことで、戯曲がどんどん姿を変えていく過程は刺激的だ。なんか久しぶりに魂がうずいた感じ。

 

照明吊っていて思ったけれど、知らない間に私は随分演じることに慣れたようだ。慣れるというか、ためらいを感じなくなった。私のこと、という感じがある。


久しぶりに台詞のあるお芝居がしたい。登場人物とか、シンプルに取り組みたいな。