気持ちがパッとしないときは…私が毎日やってる簡単なワーク紹介。

私が毎朝やっていることとしてヨガがあるのですが、

これは身体を動かして一日の感性を高めていくということに目的があります。

 

自分の中で一連のメニューがあるのですが、そのなかでも時間のない朝や、稽古前に絶対にひとつやるものがあります。

それは、脚を開脚して体の側面を伸ばしていくという、よくあるやつ。

でも、少しコツ?というか、この感覚が出てきたら自分の中で「今日はとりあえず大丈夫」というものがあって、それを探していくのが大事。

 

 

まず、座って開脚します。すごい脚を開かなくても大丈夫。

それぞれの硬さ・柔らかさで。

まずは、両手を肩の高さになるように横に開いて、片方の手(ここでは左手にしましょう)をそのまま、円を描くように右足の先端に持っていくのですが、(右手はどんどん下がって最終的には床におく)

大事なのは、ここで肋骨がひとつひとつ開いていくのを感じること。

私は手が足先につくので、足先を持ちますが(小指の方)、そうでない人は自分の気持ちいいと感じるところまで、左手を右足側に伸ばしていく。

私はさらにここで、空いている右手で右足の親指側を掴む。

すると、上半身がぐぐぐーと天井に向かって開いていきます。

肋骨が先ほどよりもっと開いて、空気が身体の中に、すーっと入ってくるので、その気持ちよさを感じる。

何秒やるか、とかはなく、なんとなく「もういいかなー」と飽きてきたらその時が終わりのタイミングです。

私の場合、これがとっても気持ち良いので、かなり長いことしてしまいます。初めてやったときは、鼻がスーッと通って脳がパカパカと開いていくような感じがしました。

この後、終わりですが、この終わり方が肝!

この伸ばしていた左手で、また元の場所(体の左側)に辿ってきた軌跡をたどるようにして戻ります。

ここで、この肋骨の開いた感じを、身体に残しながらとても丁寧に元の場所に戻る。

左手が元の場所に戻ってきたときに、開いた感じが身体に残ってたら成功。

反対の手も同じようにやってみます。

 

以上とてもシンプルで、まるで学校の体育でやるストレッチみたいですが、この肋骨をひとつひとつ伸ばしながら、とか、自分の身体に空気が入ってくる感じを探しながら、っていうのをやっていくと、

終わったときに、とても具体的にさっきまで見えていた風景よりももう少しすっきりしているというか、キラキラした感じがある。

これが身体の感受性を高めるということなのだと思います。

 

手を伸ばしていったときに、左のお尻は床につけっぱなしにするのがいいのかどうか、という話もあると思いますが、私は身体が伸びたい分だけ伸ばすのを優先しています。

「まあ、いつかお尻をつけっぱなしにしても空気が入ってくるような姿勢をとりたくなるでしょう」程度に考えて、今でもお尻浮きっぱなしです。

ここあたりはまだ勉強が必要なのかもしれませんが、

基本は「自分の身体が行きたい方向にいく。空気がより通る方向に行く」という方針でやっています。

 

俳優業としてやっていることではありますが、

心を落ち着けて周りをよく見るということに関しては演劇をやっていなくても

良いことなのではないかな、と思うので、気になったらやってみてください。

 

 

あ、stand.fmというところで、こっそりとラジオを始めました。

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