ヴェネチアビエンナーレに参加するために10日前に現地入りして稽古をする生活をしています。
35歳以下のイタリア人の若手演出家のコンペティション部門に出品する作品に俳優として参加します。
昨日はたった90分の舞台稽古があって、今日17時から審査員の前で発表。
昨日、久しぶりに大きな劇場の舞台上に立って、
「やっぱりこれなんだ」と思った。
生き生きする感覚がある。
幸福感としか言いようのないものが体中に、そして私の身体から零れてあるような感じがした。
ずっと演出家が言っていたことが、ここにきてようやく分かった。
劇場が、舞台が、私を正しい方向へ導いてくれたのだと思う。
ヴェネチアに着いたときも思ったけど、場所が持つ力というのはあるのだなぁ。
数年前にジュリエットを演じて分かったことを、今回はもっと大きな空間で。もっと大きな規模で。
今日のイタリア時間の17時。
幸せに満ち溢れますように。