散歩のあとの備忘録

特筆すべきことはないけど、

進まない中で、自分なりに頑張っています。

 

他人に見えなくても、自分の中では一ミリずつ動いている。

誰に評価されなくとも、自分がわかっていればそれでいい。

 

誰にも受け入れられないのならば、自分で評価するしかない。

先生から出された課題、自分のいいところを一日ひとつ書き出す、は中断していたけれど、再開すべきな気がしてきた。

誰かに一緒に演劇やろう!と言われなければ自分でプロジェクトを生み出せばいいのだ。

受け身だった日々が続いてた気がする。

なんのためにフランスに来たのか忘れていた。

 

もう少し割り切ったことを言うと、フランスであることにこだわってはいない。

ここが演劇をするのにいい場所であることは賛成だけど、ここで面白い演劇がみられるわけではない。

 

そういえば、この間生まれて初めて舞台作品を見て泣いた。

サーカスだった。Baro d'Evel Cirkというサーカス。スペイン人とフランス人のカップルを中心に集められた世界中のダンサーが馬と鳥たちと物語る。

使う言語はフランス語と英語とイタリア語。誰も母国語を舞台上で使わない。

終わった直後は、全然言葉にできなくってしばらく頭が沸いていた。

次の日ダンスの授業前に一人でウォームアップをしながら、舞台を思い出していたら、だばーと涙があふれてきた。

いい舞台は、他人にも心があることを思い出させてくれるように思う。

 

なぜ私は演劇をしているのか。

演劇でなければいけないのか。

何がしたいのか、を真剣に考えよう。常に問い続けよう。