世界に対して、写真を撮るということ。

INSASの演出科には、演劇の枠に留まらない様々な授業がカリキュラムに取り込まれている。 そのひとつが写真セミナーである。 12月は、白黒のフィルム一眼レフ。そして、今月はカラーのデジタル一眼レフを扱い、現像までを行った。 12月は、リンゴを撮るとい…

なりたいものには一生涯かけてもなれない。

先週の金曜日に、一学期が終わった。 とてもとても長かった。 と同時に、アッという間だった気もする。 とにかく、今年は「頑張りすぎないこと」を頑張ろうと思い。 辺に頑張りすぎなかったり、やっぱり難しかったり。 色々試してみたけど、たまには上手くい…

ぬか床始めました。

ここ最近、毎日ぬか漬けを食べている。 アルバイト先から米ぬかをおすそ分けしてもらってから、 果たして三日坊主の私になぞ出来るのか? と疑心暗鬼になりつつも 始めたぬか床。 なんと、毎日続いて、美味しくぬか漬けを食べている私がいるのだ。 むしろぬ…

This is our culture ! これが私たちのカルチャー!

今週は、ベルギー舞台芸術界が嫌な騒がしさに包まれている。 ※Sofie.Dさんからご指摘いただいた後、ところどころ修正して再度記事を投稿しています。 Sofie.DさんのTwitterでの以下の投稿がみるみるうちに、日本の芸術界の人たちの間にも広まっていった。 フ…

マニピュレート(心理操作)されている意識はありますか?

ステファン・オリヴィエとのワーク2週目。 先週まるまる一週間かけて「テーマを決め」(詳しくはコチラ→先生はマニピュレーター?! - KONDO MIZUKI'S BLOG)てから、今週は更に「どうやったら自分たちの決めたテーマについてワークを進められるか」という作…

先生はマニピュレーター?!

一週間前から、入学当時からずっと気になっていたステファン・オリヴィエとのセミナーが始まった。 ステファンはTransquinquennalというベルギーで有名なCollectif(所謂、演出家-俳優というヒエラルキーを持たない形態のカンパニー。「俳優集団」)の一員…

ステレオタイプを受け入れてみた。

一ヶ月間続いたチャーリー・デゴットとのセミナーRevue(レヴュー)が、昨日終了しました。 Revueについては、先日のブログ記事に詳しく書いてあります。(「笑いをとる」という選択のあとは、笑うだけで済むのか? - KONDO MIZUKI'S BLOG) チャーリーは俳優…

「笑いをとる」という選択のあとは、笑うだけで済むのか?

この土日、日本では史上最強の台風がやってきていた。 被災した人々が一刻も早く穏やかな気持ちで暮らせるように、日本全体が(政府を筆頭に)向かってほしい。 日本が大変な週末を迎えていた一方で、私は日本からはとおいブリュッセルの久しぶりのお天気の…

スミレはスミレのように咲く。

数学者の岡潔に一時期はまっていた時期がある。 森田真生氏の「数学する身体」にも思いっきりはまっていた時期。 彼の本は、こちらに持ってきている数少ない日本の本のひとつ。本は重いから、あまり持ってこないようにしている。今はkindleなんて素晴らしい…

演劇は必要なのか?という問いを考えてみる。

ベルギーに戻ってあっという間に三週間経ってしまった。 その間に学校が始まり、アパート契約し、引っ越しをした。 授業が始まって早々、ここは最高だな、と思うことがあった。 というのは、あるひとつのことを一週間まるまる使って考える時間を与えられたか…

早稲田どらま館ワークショップのご報告。

8月27日に早稲田大学のどらま館でのワークショップを開催し、無事に終了しました。 合計7名の方が集まってくださり、急な募集だったにもかかわらず、なんて有難いこと…。 制作をしてくださった射延憲児さんは、早稲田でお芝居をしていたときからの知り合いで…

ドラマティーチャー・いしいみちこ先生ワークショップに参加してきました。

8月9日10日と、早稲田大学どらま館主宰のいしいみちこ先生ワークショップに参加してきた。 講師のいしいみちこ先生は大阪の追手門学院高校の教諭で、演劇を教えていらっしゃる方だ。 この高校には、理系や文系と同じように、演劇コースというのが存在してい…

大きな声ではっきりと声を出す。

先日の土曜日に大学の演劇映像コースの同窓会があった。 卒業以来、会ってない人たちが大半だったけれども、あまりみんな変わっていなくて嬉しかった。 そして、この同窓会を企画してくれた人が、教授陣にも声を掛けようということで各方面働きかけてくれた…

中高生と演劇ワークショップ

18日の木曜日にとある中高の演劇部で数時間だけだが、ワークショップをやらせてもらった。 1年ほど前にも中学生数名とワークショップをやったけれど、今回は30人強。 私自身も、どんなに多くても24名以上でここ数年演劇をやってこなかったので、どうなるかと…

「空っぽの中に身を置きなさい」

先週の金曜日に、一年全体を通しての講評があった。それと同時に二年次に上がれるかどうかの宣告もその際にされる。 私の番は最後の方だったので、クラスメイトたちの「こんなこと言われたの~」の笑顔の報告を聞きながら、自分の番を待っていた。 彼女たち…

トクトクとしてジャンプする。

18日火曜日の口頭試験をもって、L'INSAS一年目が終了しました。 あとは、明日21日の講評のみ。 長く、短い一年だった。 18日にあった口頭試験は、1月と4月にもあった口頭試験と同じプロジェクトの第三弾目。ソフォクレスの『アンティゴーネ』の演出プロジェ…

怪物を探せ!

気づけば一ヶ月以上も更新していなかった。 こんなことはこのブログを始めてから初めてのこと。 一ヶ月間何をしていたかというと、学年最後のセミナーでフランス人作家ジャン・ジュネの『女中たち』という作品をクラスメイトたちと共同でまるまる一本演出し…

近況報告。

二週間のイースターバカンスも終わり、火曜日から学校。 金曜日には、大事な口頭試験があった。 1月頃から少しずつ準備してきたソフォクレスのアンティゴーネを上演するという仮想のプロジェクトのために、20ページにわたるポートフォリオを作成。 そのため…

新しい「喜び」誕生。

このブログでは散々に「喜び」の話をしてきた。それは、私がまだナントの演劇学校にいたときにその「喜び」(フランス語だとplaisir。英語だとpleasure。)という言葉が授業内はもちろん、日常会話でも連発していたからだと思う。 それが、ここのところたんと…

「頑張らない」ことのススメ。

木曜日に演出家・パーフォーマーのAnne Thuot(アン・チュオ)とのセミナーが終わった。11月に1ヶ月、そして3月に1ヶ月と行われたセミナー。 (アンとの11月の授業の詳細はこちらから→退屈はつまらなくない。 - KONDO MIZUKI'S BLOG) 11月の時点では、様々…

私は、私は、私は。Never look away鑑賞。

昨日、友人とフロリアン・ヘルケン・フォン・ドナースマルク監督の映画Werk ohne autor(英題はNever Look Away)を観てきた。 「善き人のためのソナタ」を監督した人の作品で、この作品はとても好きなのだけどその監督の作品だとは知らずに鑑賞。 英語字幕…

サルじゃなくて、人間です!

全くもってフランスのお役所仕事はひどいと思っていたが、そんなのは幻想、と思わせる程ベルギーのお役所仕事はもっとひどい。 今は、散々に困らされちゅう。 この間は移民局に電話して、向こうの言っている意味が分からないので(私のせいでなく、向こうの…

「手放す」ことで、世界が変わる!

12月から稽古していたシェイクスピアのモノローグセミナーが木曜日に終わった。 (L'INSASでは、それぞれの授業のことをセミナーという。ラテン語で「苗床」を意味するseminariumが語源だという。何かを温め学んで次に進もう、っていう意気込みが感じられて…

シェ―キングして前を向く!

ここ最近の授業ではシェイクスピアの作品からモノローグを選んでひたすら稽古をしている。 私は「リチャード三世」の中の第五幕第三場のリチャード三世の台詞を選択。 それを基本的には壁を使ったり、マットレスの山に身体を投げ出したりしながら練習してい…

超短編作品が完成!

夏に友人の森本渚ちゃんと一緒に企画した超短編作品が出来ました。 カメラ前のお芝居はまだ慣れないけれど、これから経験を積んで少しずつ理解していければいいな、と思っています。 まずは、日本語の作品から!(フランス語のもあるんだけど、それはまた後…

朝から晩まで映画史漬けの新年。

私の通うINSASには、所属する演劇科の他にも映画科が存在する。校舎がちがうので、なかなか彼らとは交流がないが、新学期は初の2コース合同授業で映画史の授業から始まった。 映画史といっても、「昔からやってもキリがないので、現代からやります」。 と、…

わが自我に疑いなし。

エゴについて考えることが多い。 演劇なんかやっていると、それこそエゴがなかなかに強い人が多い。 でもそれは決して悪いことではなく、エゴという言葉につくイメージこそ悪いが、そもそもエゴとは日本で言えば自我であり、もっと親近感のある言葉で言えば…

退屈はつまらなくない。

書くことも書きたいこともたくさんたくさんあったのですが、あまりにもやらなければいけない課題が多すぎて、こんなにも久しぶりの更新になってしまいました。 今取り組んでいる課題は、 前回観たChristiane JatahyのIthaqueの舞台美術のレポート作成。 一年…

ブリュッセル国立劇場は太っ腹。

ブリュッセルのフランス語圏国立劇場にて、ブラジル人の演出家クリスティーヌ・ジャタイ(Christiane Jatahy)の「イタケー(私たちのオデュッセエイア1」(ITAQUE(Notre Odyssée1))を、木金土と続けて観劇した。 同じ芝居を三回続けて観たのは初めてのこ…

身体表現の授業①

8月の終りから3週間続いたコンクール。その後まもなく始まった学校。 ぼーっとする間もなく、二か月強走りぬけて、ようやく11月1日から4日間の休みがあった。しかし、それも気が付けば終わろうとしている。今は日曜日の午後。 学校の授業の中でも、最近特段…